top of page
検索

フィンガーチョコが消えた日

指先にすっと馴染む細長いビスケット。

その上に、控えめなチョコレートがコーティングされたお菓子があります。

派手さはなく、甘すぎもしない。

けれど、口に運ぶたびに心がほどける。


それが「フィンガーチョコ」。

昭和から平成にかけて、子どもたちのおやつや、大人のちょっとした休憩時間を支えてきた存在です。

大好きなお菓子で、よく食べてました。


その「フィンガーチョコ」が製造中止になっているとのポストをX見まして、調べてみました。

国内の主なメーカーは、森永製菓、カバヤ食品、栄光堂なのですが、次々と販売終了を発表し、今では店頭で見かけることはほとんどなくなったそうです。

理由は、カカオ価格の高騰や市場の縮小。

時代の流れの中で、静かに幕を下ろしたのです。


けれど、私たちの記憶の中ではまだ生き続けています。

「甘すぎない優しさ」や「素朴な安心感」として、フィンガーチョコは心の片隅に残り続けるでしょう。

消えゆくものの中に、確かに残る温もり。


今年のバレンタイン配信でリスナーのお勧めチョコを食べるという企画がありまして、自分は「フィンガーチョコ」をお勧めして、まのさんに食べていただいたのです。

美味しいと言ってくれて、とっても嬉しかった✨


ree

手に入らなくなる前に、まのさんに食べてもらえてよかった。

消えゆくものの中に、確かに残る温もり。

それを思い出すことこそ、今を生きる私たちの小さな儀式なのかもしれません。



 
 
 

コメント


bottom of page