フィンガーチョコが消えた日
- すてぽん
- 12月2日
- 読了時間: 2分
指先にすっと馴染む細長いビスケット。
その上に、控えめなチョコレートがコーティングされたお菓子があります。
派手さはなく、甘すぎもしない。
けれど、口に運ぶたびに心がほどける。
それが「フィンガーチョコ」。
昭和から平成にかけて、子どもたちのおやつや、大人のちょっとした休憩時間を支えてきた存在です。
大好きなお菓子で、よく食べてました。
その「フィンガーチョコ」が製造中止になっているとのポストをX見まして、調べてみました。
国内の主なメーカーは、森永製菓、カバヤ食品、栄光堂なのですが、次々と販売終了を発表し、今では店頭で見かけることはほとんどなくなったそうです。
理由は、カカオ価格の高騰や市場の縮小。
時代の流れの中で、静かに幕を下ろしたのです。
けれど、私たちの記憶の中ではまだ生き続けています。
「甘すぎない優しさ」や「素朴な安心感」として、フィンガーチョコは心の片隅に残り続けるでしょう。
消えゆくものの中に、確かに残る温もり。
今年のバレンタイン配信でリスナーのお勧めチョコを食べるという企画がありまして、自分は「フィンガーチョコ」をお勧めして、まのさんに食べていただいたのです。
美味しいと言ってくれて、とっても嬉しかった✨

手に入らなくなる前に、まのさんに食べてもらえてよかった。
消えゆくものの中に、確かに残る温もり。
それを思い出すことこそ、今を生きる私たちの小さな儀式なのかもしれません。




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