人形が沈黙するとき
- すてぽん
- 11月8日
- 読了時間: 1分
久しぶりにミステリーが読みたくなったので、本棚から引っ張り出してきました。

昔、古典ミステリーにハマった時があり、その時に高木彬光氏のミステリーを読み漁りました。
既に故人になって久しいですが、どの作品も色あせない素晴らしいものばかりです。
本格あり、サスペンスあり、ハードボイルドあり、社会派ありと時代の流れにマッチしたミステリーを書かれた作家で、大好きな小説家の一人です。
その中でも名作の一つがこの『人形はなぜ殺される』です。
もう数えきれないほど読んだ作品ですが、数年たつときれいさっぱり忘れてしまう便利な性格のおかげで毎回新鮮な気持ちで楽しめます。
さわりだけ読んだ段階ですが、もう引き込まれてます✨
「人形が殺されるとき、誰かの心が壊れる。 それは犯人の告白ではなく、沈黙の祈りだった。」
物語は、密室のガラス箱から人形の首が消えるという奇怪な事件から始まります。
やがて現実の殺人が人形劇の筋書きと重なり、首のない死体と人形の首が入れ替わるように現れる。
高木作品の代名詞でもある神津恭介が、冷静な論理と鋭い観察でこの奇怪な連続殺人に挑みます。
週末は神津恭介の世界に浸ります♪




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